ブロック図の通りにリアルな信号処理ができます
ブロック図を編集して実行させるとリアルタイムな信号処理が開始されます。
信号の入出力は内蔵マイクやスピーカー、ミニプラグなどのアナログ入力、
またはUSBで拡張されるオーディオインターフェイス機器など。
音楽ファイルなどを信号源とする事もできます。
まずはブロック図を編集
実現したい処理のブロック図をエディタ上で編集します。
メニューバーから素子を選んだり、配線を選択して結線します。
ブロック図をでネットリストに変換
Compileボタンを押すとブロック図がネットリストに変換されます。
ネットリストの内容は理解していると便利ですが知らなくても大丈夫です。
信号処理は最終的にこのネットリストを読んで実行されます。
ブロック図を介さずネットリストだけでも動作します。
信号処理スタート
READボタンを押す事でネットリストが読み込まれます。STARTボタンを押すとリアルタイム信号処理がスタートします。
ボリュームでリアルタイムに信号調整
この回路例は可変ゲインアンプが使われていますが、その際に使われるボリュームはこのVOL1が指定されています。
ユーザーが自由に使えるボリュームは全部で3個あります。
信号処理結果を数値で確認する際は下のvalueにバーグラフで表示されます。
Sourceで音楽などのFileを選択できます。Fileを選択している場合、
FileSelectで再生したいファイルを検索、選択します。
FIRフィルタでは9連ボリューム
FIRフィルタを使う場合この9連ボリュームを使うか、外部のファイルからフィルタ係数を読み込む事ができます。
オシロスコープ
任意のノードをオシロスコープでモニターできます。
2現象でXY表示機能もあり、トリガをかける事もできます。
波形データをCSVファイルとして出力できます。
スペクトラムアナライザ
任意のノードをスペアナでモニターできます。
周波数特性測定モードではゲインと位相を同時に表示します。
波形データをCSVファイルとして出力できます。
最小構成例
Macのミニプラグは入出力に対応しているため、これだけの構成で48kHz程度までの帯域でリアルタイム信号処理ができます。
写真の例ではフィルタの周波数特性を測定している様子です。
ミニプラグでマイク入力を認識させるためには4極ミニプラグの項目を参照してください。
標準構成例
市販のUSB接続タイプの外部オーディオインターフェイスを使用すると更に広帯域でステレオ(2ch)の入出力が可能になります。
写真の例ではTASCAM US-366を使用して10Hz〜80kHzの帯域を確保できています。